学生
理学療法士になるために大学へ行きます。
入学する前に少しでも勉強しようと思うのですが、何をしておいたほうがいいですか?
大学入学前にみんなとの差をつけることってとても大切なことだと思います。
今のうちにやっておいた方がいいことを3つご紹介します。
これだけで、スタートダッシュが決まりますよ!
リハ君
理学療法士になるため、大学もしくは専門学校にこれから通う人は、とてもやりがいやワクワク感があると思います。
10年前の私も心が躍るような気持ちでいっぱいでした。
その反面、学校でどんな勉強をするのか?どんなことが必要なのか?などの不安も抱えていました。
なので、この記事ではそんな人の不安を解消できるように、私自身の経験も踏まえてお伝えしていきたいと思います。
こんな人に読んでもらいたい
・学校入学前にどんな勉強をしておけばいいのか知りたい
・どんな知識・技術があると役立つのか知りたい
学校へ通うと、死ぬほど!?勉強するので、入学前は遊びに専念してもいいのかもしれません。
人より一歩先に進んで行きたいという志が高い方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
【理学療法士になる】学校に入学する前にやっておいたほうがいいこと
理学療法士になるために学校に通うまで、ワクワクドキドキしていた気持ちを今でも思い出します。
私は、入学前になにかしら調べてみようと思い行動してみました。
ですが、どんな本を読めばいいのか?どんなことを調べたらいいのか?など、情報が少ない事もあり途方に暮れている状態でした。
なので、実際に大学・就職へ進んでみて、その経験をもとに皆様にお伝えできたらと思います。
では、さっそく入学前にやっておいた方がいいと感じた3つのこをご紹介していきます。
・理学療法士がどんな仕事をするのか知っておく
・解剖学、生理学の本を読んでおく
・パソコンに触れておく(タイピング)
これだけやっておけば全然問題はないと思います。
それぞれその理由を解説していきます。
理学療法士ってどんな仕事?
そもそも理学療法士ってどんな仕事をするのか?
ある程度、把握していますか?
もちろん進路を決める際に調べているとは思いますが、さらに深く調べてみて自分がどのようになりたいのかをイメージできるようになるといいでしょう。
理学療法士とは
理学療法士とは、Physical Therapist(PT)とも呼ばれます。
医師の指示のもと、運動療法や物理療法などを用いて、基本動作能力の維持・向上、または予防する役割をになっています。
基本動作能力とは、「立つ」「座る」「起き上がる」などの動作のこと。
一般的に理学療法士は、大きな動作を遂行するための教育係のような立ち位置となっている。
流れとしては、患者様の状態を把握(評価)し、どんな治療をするのかプログラムを立てる。
治療をしてみて、変化があるかどうか再度評価する。
このようなサイクルを繰り返していくイメージです。
理学療法士の中でも分野に分かれる
働く環境によって、分野が大きく変わります。
例えば、回復期に力を入れている病院であれば、運動療法や退院に向けての環境整備が中心的に。
また、急性期病院ならリスク管理の知識がとても重要となってきます。
訪問リハビリなら、家で生活がスムーズに行えるように動作指導や、動作能力の維持することがメインとなってきます。
もちろん、それぞれの病院や施設によって方針が違ってきます。
ですが、ある程度どの分野に興味があるのかを知っておくといいと思います。
勉強している中で、興味をもつ分野が変わることも多いですが、まずは興味をもつことが重要だと思っています。
人と話す力があるといい
理学療法士という職業は、人と話す場面が結構多い。
例えば、医師や看護師と患者についての情報交換の場(カンファレンスなど)、院内勉強会での発表、患者様とのコミュニケーションの場など会話したり、発表したりすることが必ずあります。
とくに医師との会話は、とても緊張します。
思ったことが言えないことも多くなるでしょう。
なので、今のうちに話す力・プレゼンする力を身につけておくと良いでしょう。
職場での印象が良くなったり、信頼関係にも繋がったりもするので、今のうちに習得しておくといい。
会話やプレゼンテーションのスキルが上がるおすすめ書籍を紹介しておきます。
この2冊があれば、上達するでしょう。
神トーーク 「伝え方しだい」で人生は思い通り
心理学・脳科学から「科学的に人の心を動かす」というテーマでとても面白い。
人の心を動かす伝え方を誰でも実践できるように、詳しくまとめられています。
仕事はもちろんのこと、人間関係、お金、恋愛、コミュニケーション、リーダーシップなどにも役立つ情報が盛りだくさんとなっている。
読書が苦手な方でも読みやすい本だと思います。
人は話し方が9割
相手に伝えたいことを伝えるための技術を詰め込んだ一冊。
話し方次第で、自分の仕事ができるかできないかが決まると言ってもいいほど。
これを読んだら、今までの自分の話し方を猛省することになるでしょう。
解剖学・生理学の本を読んでおく【完璧じゃなくてOK】
入学してから、まず初めに生理学と解剖学の勉強をすることになると思います。
今の段階では、「生理学って何?」ってくらいの感覚でいいと思います。
ですが、この生理学と解剖学は就職してからも必要な知識なので、今からでも予習しておいても損はない。
ちなみに、この両者を簡単に説明すると、生理学は体の内部の仕組みのことで、解剖学は体の部位の名称や筋肉や骨の働きについてのこと。
これらを簡単に理解しておくだけで、授業でもスムーズに理解できると思います。
とはいえ、どのように勉強したらいいのかも分かりませんよね。
なので、入学前に見ておくといい書籍をご紹介します。
学校で使用する教科書は、結構分かりづらいものが多いです。
入学後は、その補助用として考えていただければいいと思います。
生体のしくみ標準テキスト【動画付き】
解剖学と生理学が1つになっています。
DVDも付属しており、静止画・動画をナレーションにて解説もある。
また、図も多いのでとても分かりやすく学習することができます。
理学療法士・作業療法士 PT・OT基礎から学ぶ 生理学ノート
生理学の基礎中の基礎を勉強できるのが「理学療法士・作業療法士 PT・OT基礎から学ぶ 生理学ノート」です。
問題形式になっているので、進めやすいメリットがあります。
初心者向けとなっているので、2年生になる頃には、必要なくなってくる可能性も。
国家試験のおさらいには適していると思います。
肉単・骨単・脳単
この3冊があれば、「解剖学」について半分は理解できるのではないでしょうか。
ちょっとマニアックですが、結構ためになります。
特に「肉単」は、筋肉の起始と停止を覚えるのに超役立ちました。
【意外と重要】タイピングを速くしよう
理学療法士って治療だけやっていればいい、というものでもないんです。
というのも、学生のうちはレポートをめちゃくちゃ書きます。
働くようになっても、患者情報を共有する「サマリー」を作成するなど、パソコン作業が案外多いもの。
なので、タイピングを速く・正確に入力する能力も重要となってきます。
学校によっても違ってきますけど、私が通っていた学校では「タイピングのテスト」があったほど。
そのおかげで、ある程度の速さでタイピングすることを身につけました。
タイピングについては、学生のうちに練習しておいて良かったと今でも思います。
「タイピング アプリ」と調べれば、無料で楽しく練習できるのでおすすめです。
ぜひ、やってみてください。
やっておいて良かったと絶対に思うはずです。
【まとめ】理学療法士になる前にやるべき3つのこと
まとめ
✔理学療法士の仕事を理解しておこう
✔コミュニケーションの取り方を身につけよう
✔生理学と解剖学だけ見ておけばスムーズに授業に入れる
✔タイピングの練習は今後に役立つ
学校に入学したら、勉強が生活の大半になるので、今のうちに遊んでおくことも大切だと思います。
ですが、「周りと少しでも差をつけたい」と思うなら、今回ご紹介した3つのことは抑えておきましょう。